インプットとアウトプット
2013/10/23 最終更新日:2015/01/06| マネジメント・業務改善
こんにちは。ハイフィット社長の吉村正裕です。
今回の話題は「インプットとアウトプット」です。
最近、つくづく感じるのは「“知る”のと“行う”のは違う」ということです。
つまり「頭の中にインプットしただけで、何もしなければ結果は何も変わらない」ということです。
例えば、柔道の場合・・・「背負い投げ」という技がありますが
理屈で
(1)釣手側の肘ないし前腕部で相手の脇を下から固定
(2)引き手を引く
(3)支点を肩ないし背中に置いて、テコの原理で投げる
と知ったところで、試合で投げれる訳がなく・・・
頭で覚えたことを、身体で覚えさせるため、反射的に身体が動くようになるまで、
ひたすら組手練習や本番の試合で経験を積むのが大切な訳です。
よく 「セミナーマニア」 「本マニア」 といった勉強会マニアの方がおられますが・・・
実践出来ていない方が多いです。
とにかく、「アウトプット(出力)すること」
これが大事な事なのです。
ここで1つ注意しなければならない事があります。
「なにしろ、良い話と思ったら実践あるのみ」
というのは、正しい事ですし、
大事な事ではあるのですが・・・・
「とりあえず、実行あるのみ」を鵜呑み・丸のみしてしまい
逆に弊害を起こされる方もおられます。
これまた「セミナーマニア」「本マニア」の方に多いのですが・・・
例えば、店舗運営の場合・・・
「転換率を上げるために【A】を実施した」
↓
「でも、結果が出なかったので、集客を上げるために【ア】を実施した」
↓
「でも、結果が出なかったので、客単価を上げるために【甲】を実施した」
という方。
違いますよね・・・
本来行うべきは、
「転換率を上げるために【A】を実施した」
↓
「でも、結果が出なかったので、転換率を上げるために【B】を実施」
↓
「でも、結果が出なかったので、転換率を上げるために【C】を実施」
なんですよね。
「何か他に良い方法は?」とインプットされる事自体はかまいませんが・・・
「アウトプット前提のインプット」
これが大事なんです。