脱サラ・独立・起業したけど上手くいかない人が「しなければいけない」2つの事
2014/05/03 最終更新日:2015/01/06| マネジメント・業務改善
経営者に限らず、仕事をしていると様々な挑戦をしなければならず、その結果として失敗(挫折)する累積回数も増えていきます。
特に経営者の場合は、その失敗や挫折が「自分の会社」や「自分の会社の社員」そして「自分の人生」をも変えてしまう事になる場合が多いので・・・
それだけ心の痛みや、懺悔、屈辱、怨念、後悔、嫉妬といった心の闇を多く体験することになる訳です。
しかし、挫折体験というのは実は「貴重な経験」であって、そこから反省し、学習をする機会でもあるのです。
一時的には辛い経験ではあるものの、長い目で見れば己を磨き、強くする糧でもあるのです。
さて本題です。
私は、『ネットショップの家庭教師』として様々な経営者さんに接する機会が多いのですが・・・
事前にお受けするか否かをヒアリングして
『あ、私には無理だな 』
・・・と思ってしまう方がいます。
そういう方は、なぜか?
『大企業を脱サラして起業してネットショップを始められた方』
で、
『悩んで、なかなか行動に移されない方』
の確率が多いのです。
たいていが
『安易な気持ちでネットショップを始めた』方で、『理屈っぽい人』
ですね(苦笑)
私は、こういう方々への『ネットショップの家庭教師』はお断りしています。
お断りする時にはご本人達には失礼なので申し上げない
『心の声』として【2つの提言】がありますので・・・
今回はそれを書きます。
1つ目は
『悩んでる暇があったら、とにかく我武者羅に動くこと』
です。
先述の様な方々とお話しをしていると・・・たいてい
『我武者羅さが足りないなぁ』
と感じます。(ご本人は、そうでないと主張されますが・・・)
とにかく何でも良いから、次の手を打つ!動く!やってみる!
必死になって動いていたら、余計な事を考えなくても済みますし・・・
動いている中から見えるものがあるのです。
2つ目は
『撤退基準の設定』
です。
要は『会社運営を諦めて、撤退する最終ライン』を決めておくことです。
それは数値的なものでも良いし、気持ち的なものでもかまいません。
『最終ラインまでは必死になって我武者羅に頑張る』ということが前提ですが・・・
行くところまで行ってしまって、全てをなくしてしまったら、再チャレンジのチャンスすら失いますし、挫折を活かそうにも その機会すら失ってしまいます。
事業を撤退することも、実は 結構エネルギーがいるので、余力を残した撤退ラインを決めておくことをおススメします。
撤退には『決断』が伴います。
決断にはタイミングが重要で・・・
物事が上手くいっていない経営者は「焦り」や「ストレス」から拙速に決断してしまいがちです。
かといって「決断する勇気」を持たず先送りしてしまうと、物事が袋小路に入ってしまい、先送りした問題が一気に、大きく襲いかかってきます。
では、いつ決断すれば良いの?
という事になりますが・・・
さっき言ったでしょ?
『撤退基準の設定』と。