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「一粒百行」と「客に訊け」
2015/01/14 | ネットショップ・Eコマース
「一粒百行」(いちりゅうひゃくぎょう)という言葉があります。
米を一粒実らせるのには、百の手間がかかるという意味です。
では・・・
ネットショップでお客様が買い物をする際、買い手(お客さん)は、
いったい 幾つの行=アクション(行動)をしているか・・・
そんな事を考えてみたことありますか?
ざっと挙げてみましょう。
1.ネットショップを訪れる
2.ざっくりと商品を選ぶ
3.気になる商品の説明を読み買う気が上昇してくる
4.その商品の値段を確認する
5. 商品のサイズや色や数量を選びカートに入れる
6.購入画面に入る
7.支払い方法を確認する
8.配送料金を確認する
9.個人情報や配送先を入力する
10.決済方法を入力する
11.到着希望日時を入力する
12.購入商品の最終確認をする
13.確認画面に移行する
14.購入を確定する
15.注文確定メールを確認する
1回で決めて買ったと過程して、15アクションもあります。
実際には、1の前に「検索」もありますし、4の後に「別の店で比較」というのもあります。
なので、実際のアクションは この3~5倍以上になるでしょう。
ネットショップで『売れない』という状況は、1~15のアクションの中で、どれかに問題があるからなので、そこを改善しなければならない訳です。
例えば・・・
1の「ネットショップを訪れる」人が少ないのではないか?
2の「ざっくりと商品を選ぶ」のが難しい構造になっていないか?
3の「商品の説明」で「買いたい」と思わせていないのか?
といったことを再検証する必要があります。
ネットショップで「売れた」というのは、お客さんが「14 購入を確定する」をした場合です。
その前段階としては「5 カートに入れる」が「仮受注」みたいなものなので重要になりますね。
『お客さんは、なぜカートに入れないのだろう?』
これを考えてみる事が改善の第一歩です。
「わからない」という方は、私の持論でもある
『答えはお客様が持っている』を実践してみると良いでしょう。
つまりは「ユーザーに尋ねる」という事です。